FC2ブログ
RSS
Admin
Archives

マインズ通信

プロフィール

マインズ代表

Author:マインズ代表
星野重治[Hoshino Shigeharu]
□株式会社ベストコーチ教育代表取締役
□NPO法人ゆめネット理事長
□NPO法人学習塾全国連合協議会東日本常任理事
□NPO法人学習塾全国連合協議会東日本事業局長
□日本古文書学会会員
□上智大学史学会会員
□元上智大学文学部史学科非常勤講師
□教育心理カウンセラー1級・不登校心理相談士
□総合学習塾マインズ講師歴29年

最新記事リスト
月別アーカイブ
ブログ更新カレンダー
09 | 2019/10 | 11
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
最新コメント
マインズのゆかいな仲間たち
マインズ物語訪問者数
検索フォーム
Powered by fc2 blog  |  Designed by sebek
mains_hoshinoをフォローお願いします
2012.06
20
Category : 未分類
金魚は悲しんだ。
彼は彼のすみかである水瓶から外へ出てみようとしたのであるが、
出口が高すぎて外へ出ることができなかったのである。
今はもはや、彼にとっては永遠のすみかである水瓶は、
出入り口のところがそんなに高かった。
そして、生ぬるかった。
強いて出ていこうとこころみると、
彼の身体は水族館のイルカのようにもなれなくて、
それは自分が金魚であることの証明にこそはなったが、
彼を狼狽させ且つ悲しませるには十分であったのだ。

「何たる失策であることか!」

(以上ぱくり。以下オリジナル…)

金魚は喜んだ。
折からの台風で水かさが上がり、
出口がすぐそこに見えたのである。
幸い飼い主の星野は水瓶を家の中に入れる様子もない。
ずぶ濡れで帰宅した上、更に濡れてまで我らを避難させようとまでは思わないのであろう。
家の明かりが消え、雨風の音だけが水瓶を包んだ。

「何たるチャンスであることか!」

今まさに、外の世界を知る絶好の機会がやってきたのだ。

「メダカさんたち、ボクらは行くよ」
「行くって、どこに行くんだい?」
「どこって、それはわからないよ」
「わからないのに行くのかい?」
「死ぬまでこんな水瓶にいるのはごめんだからね」
「そう… じゃあ、お別れだね…」
「キミたちはどうする?」
「黙って行ったら星野に悪くね?」
「ふん、意気地なし(-_-)」

金魚は助走をつけた。
もうすぐ外の世界へ行ける。
「あばよ!」
希望とともにジャンプ!

早朝、心配になった星野が水瓶を見にやってきた。
水瓶の外に金魚2匹…
旅立った

行く夜や 星泣き魚の 目は泪
夏ハエや 金魚どもが 夢の跡
   

Comment

非公開コメント